“どう読む?”沖縄の地名の不思議を探る!

沖縄旅行でドライブ中に見かけた看板やバス停の名前。
「これ、どう読むの?」と首をかしげた経験はありませんか?
 
実は沖縄には、本土の人にとっては読み方が難しい“地名”がたくさんあります。
しかし、そこには、琉球王国の歴史や沖縄独特の言葉(ウチナーグチ)の名残が隠れているんです。
 
今回は、ちょっとしたクイズ感覚で「沖縄の難読地名」をご紹介します!

 
 

慶良間諸島

1. 沖縄地名クイズ

Q1.「西表」 …こちら、なんと読むでしょう?

正解は、画像の下!
 
西表島のイリオモテヤマネコ像

正解:いりおもて
西の表=西側にある島という意味があります。イリオモテヤマネコは有名ですね。
 
Q2. 「伊良部」
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正解:いらぶ
宮古島の北西に位置する伊良部島。古語の「イラ=サンゴ」由来とも言われています。
 
Q3. 「南風原」
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正解:はえばる
“南風=はえ”と読む沖縄独特の読み。稲作に適した南風が吹く場所という意味があります。
 
Q4. 「北谷」
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正解:ちゃたん
「谷=たん」と読むのが沖縄式。
 
Q5. 「東風平」
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正解:こちんだ
大和語の「東風(こち)」が沖縄方言で残ったもので、「東風(こち)の吹く平坦な土地」という意味を持つとされています。
 
Q6. 「豊見城」
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正解:とみぐすく
プラチナキャビンの本社所在地である「豊見城」は、「とみしろ」とも読みますが、正式には「とみぐすく」と読みます。「城=ぐすく」と読むのが沖縄式。

 
 

西表島大見謝ロードパーク

2.なぜ沖縄地名は難しいのか?

沖縄の地名が「読めそうで読めない」と感じられるのには理由があります。
 
一つ目は、沖縄独自の言葉「ウチナーグチ(沖縄方言)」に由来する読み方です。
沖縄では古くから大和言葉とは異なる発音体系があり、それをそのまま漢字にあてはめたため、本土の感覚では読みにくいものが多いのです。
 
二つ目は、明治時代以降に進められた漢字表記の統一です。
琉球王国が日本に組み込まれたあと、地名に漢字をあてる作業が行われました。
 
その結果、もとの発音と字面が一致せず、不思議な地名が数多く生まれました。
 
さらに三つ目は、沖縄の地名が自然や暮らしと密接に結びついている点です。
風や海、地形、植物など、生活に根ざした言葉がそのまま地名になっているため、独自の表現や読み方が残っているのです。

 
 

今帰仁城

3.沖縄地名の特長

沖縄の地名にはユニークな特徴が隠れています。
 
たとえば「南風」を「はえ」と読むのは沖縄ならでは。
本土では「みなみかぜ」と読みますが、沖縄では「南風=はえ」と発音し、南風原(はえばる)という地名につながっています。

また「原」を「ばる」と読むのも沖縄の特徴で、南風原(はえばる)や与那原(よなばる)がその代表例です。
同じように「岳」を「だけ」と読む例も多く、漢字の読み方に地域性がはっきり表れています。
 
同じ地名でも複数の読み方が存在することもあります。
たとえば「伊江島」は「いえじま」とも「いえしま」とも呼ばれ、地元の人の慣習や場面によって使い分けられることもあります。

 
 

古宇利島ハートロック
 
沖縄の地名は“難しい”だけではありません。
それぞれの地名には、琉球王国の歴史、自然環境、そして人々の暮らしが刻まれています。
  
背後にある文化を知ることで、旅はさらに豊かになるはず…。
沖縄を訪れたときは、ぜひ道路標識や看板にも注目してみてくださいね!

 
 

沖縄の地名

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