2024.01.04

異彩を放つ！沖縄ならではのお正月とは？

沖縄は2回もある!?『お正月』をご紹介

お正月の文化は地域によって様々ですが、沖縄のお正月は離島ならではの独自の魅力を持っています。
今回はそんな沖縄ならではの『お正月』をご紹介します。

年越しは沖縄そばで！

沖縄では「そば」といえば「沖縄そば」。
そんな沖縄県民は新年を「沖縄そば」とともに迎えます。「沖縄そば」は、太い麺に濃厚な豚骨ベースのつゆを特徴とし、豚肉や紅しょうが、地元の食材を使った郷土料理です。
その風味豊かな味わいは新しい年の健康と幸運を象徴しているとされているんですよ。

一味違う、沖縄のお雑煮

沖縄ではお餅の入ったいわゆる「お雑煮」ではなく、「中身汁」と呼ばれる汁物が定番。「中身」とは沖縄の言葉で「豚モツ」を指し、濃厚な豚の旨みが特徴の汁物です。正月だけでなく、お祝いなどの行事に欠かせない一品とされていますよ。

お年玉の相場は一律〇〇円！

地域や家庭・年齢によって異なるお年玉の金額ですが、沖縄には「沖縄独自のルール」として、年齢に関わらず「一律千円」となっています。
理由は諸説あるようですが、他県に比べて子どもの人数が多いため、という説が有力のようです。

金額に頭を悩ませなくてよいので、渡す側からするとありがたいルールですね。

沖縄では2度正月を祝う!?

全国的に1月1日は「正月」として新年を祝いますが、沖縄では今も旧暦文化が色濃く残っており、沖縄県民は旧正月も祝います。
特に漁師町である糸満市では旧暦文化が特に根付いており、正月といえば「旧正月」が主流。漁船に色鮮やかな大漁旗がかかげて豊漁や航海安全を祈願する光景は、毎年テレビにも取り上げられる糸満市の風物詩です。