沖縄の守り神『 シーサー 』のアレコレをご紹介!
沖縄の守り神シーサー。
みなさんご存知の通り、沖縄の家やお店の玄関などでよく目にする獅子像のことです。
お土産屋さんでも置き物として売られていて、旅行のお土産として購入したという人も多いのではないでしょうか。
しかし、シーサーのことは知っているけれど、詳しくは知らないという人もいるのでは…。
そこで今回は、実はあまりよく知らない「 シーサー 」についてご紹介します!
「 シーサー 」の歴史
シーサーの歴史は古く、紀元前のエジプトにあるといわれています。
エジプト神話やギリシア神話などに登場するスフィンクスが、中国に伝わり「獅子」として広まった後、中国から沖縄へ伝わったといわれています。
「獅子」を沖縄の言葉で発音すると「 シーサー 」となり、「シーシー」と呼ぶ地域もあります。
1470年頃の首里城に石獅子が置かれていたという記録もあるようで、その後庶民に定着していったとされています。
「 シーサー 」の意味
シーサーは、一般的に「魔除け」の役割で置かれています。
2体で置くと思っている人もいますが、必ずしもそうではなく、一体のみで置かれるシーサーもあります。
2体の場合は、オスとメスのシーサーが対になっています。
「 シーサー 」の置き方
2体が対になっているシーサーを置く場合には、正面からみて右に口が開いているオスのシーサーを置き、左に口を閉じているメスのシーサーを置くのが一般的です。
災いを入れないように外に向けて置きます。
「 シーサー 」の姿勢や種類
シーサーの形や姿勢にはそれぞれ意味があります。
■ホーヤーシーサー
沖縄の言葉で「這う」という意味のホーヤー。
威嚇しているような姿勢で、災害などを追い払う魔除けの意味があります。
■座りシーサー
座った姿のシーサー。福を招くといわれています。
■玉招きシーサー
玉は家族や友人のこと。その家の財産を守るといわれています。
シーサーは場所によって置く種類が異なります。
■家獅子(いえしし)
住宅の屋根や玄関などに設置されたシーサーのことです。
家獅子はさらに「屋敷獅子」「屋根獅子」「門獅子」に分類され、石製が多いのは屋敷獅子、漆喰で作られるのが屋根獅子、門獅子は家主が好みで置くことが多く、さまざまな種類が見られます。
■宮獅子(みやじし)
沖縄にシーサーが伝わった初期の頃のものです。
権威の象徴で、石製のシーサー2体が左右に置かれています。
■村落獅子(そんらくしし)
村を守護する守り神。対ではなく一体のみで置かれ、災いを防ぐ意味合いで、災いがある方向に向いているといわれています。
「 シーサー 」の手作り体験はいかがですか?
沖縄には、自分でシーサーを作る体験ができるところもたくさんあります。
シーサーの形から作るタイプや、色付けするタイプなどがあるので、
どの程度時間がかかるか、体験後にすぐ受け取れるかなど、事前に確認しておくと良いですね◎
気になった方は、沖縄旅行の際にぜひ体験してみてください!
沖縄県の貸切バス・リムジンのプラチナキャビンでは、ご要望に応じた、オリジナルツアーもご提供しています。
お問い合わせお待ちしております!
お電話・メールでのお問い合わせ・LINEのお友達登録はコチラから!