沖縄の文化に触れる
沖縄で受け継がれる伝統的な建物
旅では現地の文化を知ることも、旅行の楽しみという人もいるのではないでしょうか。
独自の文化を築いてきた沖縄には、ほかの地域とは異なる特徴的なものも多くあります。
今回は、独特な風合いをみせる沖縄の建物をご紹介します!
沖縄の建物について
沖縄で受け継がれる伝統的な建物には、独自の特徴がいくつかあります。
沖縄の伝統的な建物は、気候や地理、歴史や文化と密接に関わっており、現代の民家と異なる特徴をもっています。
■赤瓦屋根
沖縄の伝統的な家屋の特徴のひとつが赤い瓦。
沖縄の自然とよく調和し、沖縄らしい風景を作り出すひとつの要素になっています。
赤い瓦は「琉球赤瓦」といわれ、その材料には貝やサンゴの死骸を含んだ「クチャ」が使われています。
鉄分が多く含まれるクチャは、瓦を作る工程で赤く染まり、独自の鮮やかな赤色になります。
琉球赤瓦にはほかにも、台風や日差しから建物を守るため、厚く作られています。
また、強い風に飛ばされないように、漆喰(しっくい)で固めています。
■平屋建て
沖縄の伝統的な家屋に多いのが「平屋建て」です。
広々とした開放感がある平屋建ては、強風にも耐えやすい安定感があります。
風を受け流ししやすい構造で、天井は高く作られることが多いというのが沖縄の伝統的な建物の特徴です。
親族など、人が集まることが多い沖縄では、間取りの広さも必要になるため、平屋建てが便利だったともいわれています。
■石垣
自然の素材で作られた暴風壁。
珊瑚や石灰岩などで作られた石垣は、民家を囲むように建てられ、台風などの自然から家屋を守っています。
隙間をつくることで、強風であっても倒れないようにしています。
石垣で囲まれた中は、広々とした空間が広がっていることも、沖縄の伝統家屋の特徴ともいわれています。
現代の建物の特徴
現代の沖縄の家屋は、他の都道府県と異なり、鉄筋コンクリート構造の住宅が多く建てられています。
米軍が持ち込んだ鉄筋コンクリート構造の技術が広められたことや、台風などの自然災害対策にもなるため、沖縄で普及したといわれています。
また、シロアリ対策としてもコンクリートは有効とされています。
沖縄の風土に適した建物として、現代で建てられる多くの家屋がコンクリートでつくられています。
沖縄で昔から受け継がれてきた伝統的な建物は、沖縄の風景に欠かせない要素。
その土地の歴史や文化を知ることで、旅がより素敵なものになりますよね。
気になる方は、ぜひ、旅のひとつのプランとして組み込んでみてください♪
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