なぜ沖縄の苗字は独特なの?
~知られざる苗字の由来~
沖縄へ行くと、聞きなれない地名や言葉に出会うと思います。
名字もその一つで、本土では見かけることのない名字が多く、沖縄県民以外は読み方に困ることもしばしば。
実際に、沖縄出身の芸能人は珍しい名字の方も多いですよね。
今回は、そんな沖縄の名字事情についてお伝えします。
なぜ読めない名字が多いの??
琉球時代の沖縄では「ひらがな」が普及しており、地名や名字も「ひらがな」でしたが、1609年の島津侵入以降、徐々に漢字表記が主流になっていきました。
その中で、漢字と読みの関連性がない表記や、方言の発音に漢字をあてた表記が続々と誕生したのでした。
また、沖縄の名字は地名をそのまま名前にしたものが多いのですが、そもそもの地名が沖縄独特の言葉を利用しているため、本土の人からすると聞きなれない名字も多いようです。
「佐藤さん」「鈴木さん」はいない!?
日本で特に人数の多い苗字の代名詞とされる「佐藤さん」「鈴木さん」ですが、沖縄ではなかなか出会えません。
実際には住んでいらっしゃるとは思いますが、地域によっては「佐藤さん」「鈴木さん」に出会ったことのないという沖縄県民も多いんですよ。
沖縄のメジャーな名字は?
比嘉(ひが)
沖縄県全域に広く分布し、県内最多の名字ともされています。この「比嘉さん」が、本土で言うところの「鈴木さん」「佐藤さん」のような存在の名字です。
県内最多の有力な説として、沖縄には「比嘉」という地名が多いからだと言われています。吉方位=太陽が昇る方向=東の「ひがし」の音が次第に「ひが」と呼ばれる地域が多くなったようです。
金城(きんじょう)
金城も、沖縄県で多く耳にする名字の一つです。全国の「金城さん」の80%が沖縄県に住んでいるそうですよ。
諸説ありますが、旧琉球である沖縄県や現京都南部である山城が起源とする説と、新羅から帰化した人たちを起源とする説があるようです。本来の「かなぐしく」を音読みし、「金城」となったようです。
「城」のつく名字
沖縄では、「金城」「大城」「玉城」「宮城」のように、「城」のつく名字の人に出会うことも多いです。
元々沖縄では、豪族の住んでいた場所を「城(グスク)」と呼んでいました。先ほど「地名を名字にしているケースが多い」とお伝えしましたが、「グスク」のある地域に住んでいた一族が住んでいたグスク名を名字として扱うようになったのが始まりと言われています。
沖縄には300程の「グスク」があったとされているので、自然と「城」と付く名字が多くなった、とされています。
音は聞きなじみがあるけれど、読めない名字
文字になって初めて「沖縄らしい」と気づく名字もあります。
例えば、「まえださん」と聞くと、「前田」の漢字を思い浮かべる方が多いかと思いますが、沖縄の「まえださん」は「真栄田さん」となります。
他にも「ふなこしさん」は、沖縄では「船越さん」ではなく、「富名腰さん」と表記するんですよ。
今回は、沖縄の苗字についてご紹介しました。
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